2018年3月31日土曜日

『グレイズ・アナトミー』スピンオフ『Station 19』1〜3話を観て

人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』のスピンオフとして宣伝しまくっていた新ドラマ『Station 19』がとうとう始まりました。

画像はすべてFacebookより

予告を観てもあまり胸が高鳴らないし、キャストの顔ぶれも一部のぞいて心動かされないので、どうなるもんやらと思いつつ観てみたら、意外とおもしろかったです。

シリーズプレミアとなる3/22の放映は『グレイズ』の直後の9時から2時間連続放映でした。

今まで木曜9時に放映されていた『スキャンダル』は今シーズンでの終了が決まっているので、『グレイズ』のスピンオフを後がまとして9時に据えるのは納得。

8時の『グレイズ・アナトミー』、9時の『スキャンダル』、そして10時の『殺人を無罪にする方法』と、ションダランドのドラマ3本立てがある木曜の晩を「TGIT (Thank God It's Thursday) と名付けていた abc。

『殺人〜』がシーズンフィナーレを迎えたあと『スキャンダル』が10時にスライドし、9時枠に『Station 19』がおさまったのでとりあえず今も TGIT と呼べますが、来年度以降、『殺人〜』の放映がない期間はまた新しいドラマが始まるってことかな。あるいは火曜に放映されてる For the People がスライドしてきたりして。

もちろん来年度も同じドラマ陣が更新されるとは限らないんですが、いろいろ考えてしまいました(笑)。


以下、うっすらネタバレあり(細かいあらすじはなし):




まず、人種の割合について。

何度も書いてるし、興味ない人にはどうでもいい話ですが、私はやっぱり気になってしまうんですよね。

主人公がヒスパニックの女性、その父親ももちろんヒスパニックで、そのヒスパニックの父親が消防署署長(病気により引退しちゃうけど)。

このふたりを含めたステーション19の構成はこんな具合です:


小さくてわかりにくいけど↑右はじから順に、

  • アンディ・ヘレラ(ジェイナ・リー・オーティズ)〜ヒスパニック女性
  • ヘレラ(元)署長(ミゲル・サンドバル)〜ヒスパニック男性
  • マヤ・ビショップ(Danielle Savre)〜白人女性
  • ディーン・ミラー(Okieriete Onaodowan)〜黒人男性
  • ベン・ウォーレン(ジェイソン・ジョージ)〜黒人男性
  • ジャック・ギブソン(グレイ・デイモン)〜白人男性
  • (ライアン警官←消防士にあらず)
  • トラヴィス・モントゴメリー(ジェイ・ヘイデン)〜白人とアジアmix男性
  • ビクトリア・ヒューズ(バレット・ドス)〜黒人?女性

つまりですね…

8人中、黒人3人!女性も3人!白人は男女含めて2人のみ。
つまり黒人も女性も全体の3割を越える計算に。

この割合、現実味な〜〜い!!!

白人が人口の半分を切ってるバンクーバー界隈でさえ、街で見かける消防士さんのほとんどが白人。ちなみに女性消防士さんって見たことないです。いるのかもしれないけど、全体の3割が女性ってことはまずないと思う。

まあドラマだからと言ってしまえば身もフタもないですが。

ついでに言うと、ヘレラ署長の引退に伴いやって来るフランクル消防司令長も女性。しかも、なんか見たことあるなあと検索してみたら、『24』シーズン1のジャックの奥さん役の人だった〜!(*´▽`*)

↓3話のフランクルとジャックの会話がけっこう好き(*^-^*)

「アンディみたいに父親の力で昇進できないので自力でがんばった」みたいな言い方をするフランクルに対し、ジャックが「アンディが昇進したのも彼女自身の力だ」と反論するのが男らしい!


また、韓国系のお母さんを持つジェイ・ヘイデンが観る意欲をそそってたんだけど、なんと彼はゲイキャラでした。ゲイが悪いわけじゃなくて、彼にゲイっていうイメージが合わないのでビックリ(←これ、夫に話したら「アジア人男性はゲイっぽい、というイメージがある」らしいので、もしそういうステレオタイプどおりにトラヴィスのキャラを作ったんだとしたらムカつくなあ)


お話のほうは、消防士系ドラマを観るのが初めてなのでよくわからないんだけど、毎日毎日火事やら救急呼び出しがあって大変だなあと思いつつ、そのわりに『グレイズ』に似た作り方なのがちょっと気になりました。

似てるというのは、「メロドラマ」的な、いきなり職場でラブシーンが始まっちゃうところとか、登場人物のナレーションが入るところとか、音楽の雰囲気なんか。

最初にラブシーンを見せていたアンディとジャック、ジャックがプロポーズしようと指輪を用意してたので、完全にできあがったカップルなのかと思ったら、まったく結婚を考えてなかったアンディは断ってしまったっぽい。

(「ぽい」というのは、ちゃんと話し合ってないような気がするんですよね…話し合うシーンあったかもしれないけど、印象に残ってないです)

そして直後に幼なじみかつ元カレだったらしい、警官のライアン・タナー(アルベルト・フレッツァ)といい感じになってて…えええ?!なにそれ?とビックリしました。

3話まで観ても、この3人の三角関係(?)、よくわかりません。


アンディのお父さんとライアンのシーン↑お父さんはライアンが好きじゃないのかな?


ジャックは3話ではぜんぜんアンディに未練があるふうではなかったし(プロポーズまでしたのに)、ライアンは自分の気持ちがわかってるんだかわかってないんだか、思わせぶりな会話だけして去ってしまうし。

でもジャックとライアンのあいだにライバル意識みたいなのが見えるし。

アンディのキャラにあまり魅力を感じないので、どっちとくっつこうがあまり興味ないんだけども(´▽`;)


私が好きなのは美人なのに化粧っ気がなくサバサバしたマヤ。

>
左からマヤ、ライアン、アンディ

ほんとにあんな小柄な女性でも消防士になれるのか、いまいち現実味がないけど、彼女のキャラは好きです。

大きな体でやさしそうなディーンも好き。

また、『グレイズ』の話がちょこちょこまじるのも楽しい。

1話ではメレディスやミランダが顔を出し、2話ではタックが登場、3話ではベンが「今日は木曜だから、外傷はケプナーが担当だ」と救急搬送される少女に話したりするのです。

同じ街(シアトル)にある病院と消防署だから、まじらないほうがおかしいよね、しかもベンはミランダと夫婦なんだし。

というわけで、とりあえず今後も観るつもりです!


Posted on Saturday, March 31, 2018
(日本ではもうエイプリルフール!)

© copyright 2018 – All rights reserved
北米発☆TVづくし
*無断転載を禁じます*

0 件のコメント:

コメントを投稿

匿名希望の方でも、「コメントの投稿者として表示する ID」の横のドロップダウンリストから「名前/URL」を選び、名前(仮名でOK)を書いていただけると返信しやすいです。URLは空白でも投稿できます。